くる病とは
「くる病とは?」
くる病は、乳幼児が骨格異常をきたす病気のことをいいます。。主な症状として脊椎や四肢骨の湾曲や変形がおこる。骨は、コラーゲンなどの蛋白質に、カルシウムとリン酸からなるハイドロキシアパタイトと呼ばれる結晶が沈着することにより形成されます。くる病は、ビタミンDの代謝障害により、カルシウム、リンの吸収が進まないことによる骨の石灰沈着障害がもっとも一般的に認知されています。 くる病(Rachitis)の語源はギリシャ語の背骨を意味するrhakhisに由来しています。
また、くる病と同じ原因で起こる骨軟化症は原因こそ一緒になりますが、身体に起こる異常は異なります。骨軟化症とは文字通り骨が柔らかくなってしまう病気のことをいいます。
くる病は、 骨の石灰化が障害される疾患のうち、小児期に発症します。くる病では、成長障害、O脚などの骨変形が主な症状となります。一方骨軟化症では、筋力低下や骨の痛み、骨変形が問題となります。骨軟化症による筋力低下はしばしば非常に重度で、最悪患者は完全に寝たきり状態にあることさえあります。
くる病は、紫外線(日光)に当たることで体は7-デヒドロコレステロールより肝臓、腎臓での代謝を経てビタミンDを合成します。このため、太陽に当たる量の少ない人、脂肪吸収障害、肝障害、腎障害などの基礎疾患のある人に発生しやすい病気になります。また、てんかん患者もくる病になることがあります。これは抗てんかん薬の長期投与により肝でビタミンDが不活性化されるためで。他には、カルシウムの摂取が少ない一部の発展途上国でもくる病が発生しやすいといえます。ビタミンD欠乏によって引き起こされる疾患でです。またくる病には遺伝性のくる病も存在します。これは腎臓の尿細管でリン酸塩の再吸収が妨げられることにより発生します。
それほど頻繁な疾患ではありませんが、予防するためには、カルシウムやビタミンDを不足させないこと、日光浴によるコレステロールの変質などが必要になります。。


