遺伝子組み換え食品の安全性について
「遺伝子組み換え食品の安全性について」
遺伝子組み換え食品を食べ続けても大丈夫なのでしょうか。
多くの方が一番気になる問題はこれだと思います。
遺伝子組み換え食品は、厚生労働省による安全性審査が義務付けられていて、多項目にわたって、専門家グループによる厳しい審査を受けた結果、安全性が確認されたもののみがが販売や流通を認められています。
なので、人体に有害であると認められた食品が出回ることはありません。
また、遺伝子組み換えによって新たにつくられる物質はタンパク質です。タンパク質は食べた後、消化されてしまいます。ですから、私たちの体に蓄積して、悪影響を及ぼす心配はありません。
_私たちは、毎日いろいろな作物を調理して食べています。
これらの食べ物の安全性は、人類が長い間食べ続けてきたという食事経験に基づくものです。また、ジャガイモの芽のように毒のあるものは皮をむいて毒の部分を取り除いたり、大豆のように生で食べるとおなかをこわしてしまうような場合は加熱してから安全に食べる知恵を身につけてきました。遺伝子を組み換えた農作物の安全性を評価する場合のポイントは、組み込む前の農作物が安全で、なおかつある機能を持った遺伝子を新たに組み込んだことによって、もとの作物と比較して何らかの変化が生じたのかどうか調べることだといえます。そして、変わった点がある場合には、その変化が私たちのからだに悪影響を及ぼさないことを確認しなくてはなりません。
たとえば遺伝子組み換えジャガイモであれば、もともとジャガイモに含まれているソラニンのような有毒な成分が、新しく組み込まれた遺伝子のせいで増えてしまっていないか、ビタミンやミネラルなどの栄養成分が減ってしまっていないかを調べます。成分に変化がなければ、今までと同じように調理して食べることができるわけです。
遺伝子組み換え食品が従来の食品と異なる点は、導入された遺伝子がつくるタンパク質が新たに成分として含まれることです。私たちは毎日、食物からたくさんの種類のタンパク質を摂取しています。
タンパク質は胃腸の中でアミノ酸に分解して吸収され、体の中で再びタンパク質に合成されます。したがって、ある種の有機塩素系化合物(たとえばPCBなど)のような脂溶性の化学物質と違って蓄積性はありません。ですから長い間食べつづけて、私たちのからだに蓄積して、毒素となることはまずありえません。
_遺伝子組み換え作物中に新しく加わったタンパク質についても、ほかのタンパク質と同様に、胃腸で消化されてしまうことが確認されなければ、商品化は許可されまないようになっています。


