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ファスティング(断食・絶食療法) について

「ファスティング(断食・絶食療法) について」

 「ファスティング」を英語で書くと(Fasting)。英和辞書には、「断食」と訳されています。朝食の「breakfast」は夜の間の「断食(fast)」を破る(break)ことから来ています。日本語で「断食」と言うと、何やら水だけで修行をするようなイメージですが、ファスティングはそのような断食とは異なりデトックスの一つです。空気や食事から知らないうちに体内に入ってくる老廃物や毒素は通常、腎臓、肝臓、リンパ系、肺、皮膚、大腸という器官の働きにより体外に排出されているのですが、長い間毒素が蓄積してしまうと、これらの器官が毒素に圧倒され除去できなくなってしまいます。そこで、一定期間通常の食生活をストップし、消化機能を休め、身体を正常な状態を取り戻す機会を与えます。その間は、ビタミン・ミネラルを豊富に含んだ野菜ジュースやサプリメントで、必須栄養成分を補います。

 ファスティングによって、食べ物の代謝に使われていたエネルギーが、免疫系と組織を再生するためのプロセスに回されます。そのため、弱くなっていた組織から有害物が取り除かれ、細胞、また基礎代謝を活性化します。毒素の排出、免疫機能の改善、細胞の生まれ変わり、過剰な体重や水分量のコントロール、肝臓、腎臓、大腸の掃除、血液の浄化、明瞭な思考能力の向上、活力の回復などの効果も期待できます。ファスティング後は、舌を覆っていた老廃物や科学物質のかすが取れて、食べ物の味がはっきりわかるようになります。味覚だけでなく、視覚・聴覚などの五感や知性が研ぎ澄まされ、心の状態も穏やかで清澄なものになります。これらは、それだけ体が健康になった事を示しています。

 そして、最近賑わっているのが「ファスティングダイエット」。ファスティングはあくまで身体の機能の浄化と回復が目的ですが、結果として長年たまり続けた毒素が排出され、体脂肪を燃焼させて代謝を活発にするため、自然と体重が落ちるという副産物がついてきます。したがって、ファスティングはダイエットが目的ではありません。ファスティングには、半日から、3日、5日、10日などのプログラムがあります。10日になると、医師の指導のもとで行う必要があります。
ご家庭で簡単に行なえる断食としては朝食を抜くかあるいは朝食に果物を食べるというものがあります。これは朝が夜食べたものの消化に力を注いでいるのでその間は内臓を休ませる必要にあるという考えからきています。果物には酵素が含まれているので、消化を助ける作用があります。しかし、空腹時に果物を摂取しないと果物が身体に吸収されず腐ってしまうことがあるので、一番先に食べることをおススメします。

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