うつっぽい症状に効く栄養成分
「うつっぽい症状に効くものって何」
春は、入学や入社、人事異動や転居など、新しい環境での生活が始まる季節です。当初は新しい環境に慣れようと全力投球していても、ゴールデンウイークが明け梅雨にさしかかるころには、それまでの無理がストレスとなって心身に疲れがたまってきます。すると、「だるい」「やる気が出ない」「集中できない」といった五月病に陥りやすくなります。
ストレスがたまったときは、栄養バランスの整った食事、十分な睡眠、リラクゼーションや運動を心がけるなど、早めに対処したいもの。対処が遅れると、ストレスや過労をきっかけにして、うつ病を発症することもあります。
「うつ」っぽい状態が2週間以上続くときはうつ病は「心の風邪」といわれるくらい、誰でもかかる可能性がある病気です。うつ病の原因ははっきりとはわかっていませんが、ストレスや過労によって脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリン)の量が低下すると、うつ状態が現れるとされています。
特に女性はホルモン分泌の変動が大きいことから月経前、妊娠中、産後、更年期などにうつ病を発症しやすなります。
発症率はなんと男性の約2倍です。体のだるさや疲労感に加えて、何をしても楽しくないなどの心の状態が2週間以上続く場合は、軽いうつ病を疑って、心療内科を受診してみましょう。
疲労回復や脳の働きにかかわるビタミンB群を補給心身ともに不調なときは、食欲が低下して栄養不足になることも。栄養バランスの整った食事を心がけて、なかでも疲労回復に欠かせないビタミンB群をしっかり補いましょう。ビタミンB群は、体を動かすエネルギーを生み出すときに大切な役割をはたすとともに、脳の働きにもかかわる栄養成分です。脳のエネルギー源となるブドウ糖の代謝に不可欠なビタミンB1が不足すると、集中力の低下やイライラを招きます。また、ストレスに対処するために分泌されるホルモンや神経伝達物質をつくるためには、たんぱく質やビタミンCも重要です。
お茶やハーブのリラックス効果を活用して体がだるいときや、やる気が出ないときには、お茶やハーブでリラックスしてみましょう。もちろん休息も必要です。緑茶に含まれている「テアニン」というアミノ酸には、ゆったりした気分のときに現れるα波を増加させる作用があるといわれています。また、気分が落ち込んだときに効果を発揮するのが「セントジョーンズワート」というハーブ。心をリフレッシュさせて、前向きな気持ちにする作用があるとされています。ただし、セントジョーンズワートは、血液凝固抑制剤やピルなどの薬効を弱める働きがあるので、薬を服用中の場合は医師、薬剤師に相談してから利用するとよいです。


