ビタミンK
「ビタミンK」
ビタミンKは、血液を凝固させる化学物質プロトロンビンの形成に不可欠なビタミンです。そのことから、別名『血のビタミン』とも呼ばれています。
ビタミンKには主に、植物(緑葉野菜・植物油・豆類・海藻類・魚介類など)に含まれるK1と、腸内細菌により作られるK2があります。またこれ以外に、人工合成で作られるK3があります。K2は体内で生成されるため欠乏することは99%ありません。
ビタミンKは脂溶性で、熱や酸には安定しています。またビタミンKは、アルカリや光には不安定であるといった特徴があります。
ビタミンKの発見者は、デンマークのダムという人です。1929年ダムは、脂肪を含まない餌で育てたニワトリ雛が、皮下出血を起こしやすく血液が固まりにくい事を発見しました。この症状はビタミンA・E・Cを与えても治らない事から、他の因子が関係していると、彼は考えました。1934年に、ダムは出血予防因子が植物の脂質に含まれている事を発見しました。その血液凝固(ドイツ語で“koagulation”)作用に因んで、ビタミンKと命名されることになります。化学名はフィロキノンといいます。
日本人の栄養所要量(推奨量)は、男性65μg、女性55μgになります。
ビタミンKのRDA(アメリカ政府が定めた「1日あたりの摂取勧告量」)は65〜80μgです。
ビタミンKを65μg摂るための具体例は乾燥わかめ9g、モロヘイヤ(茹でたもの)14g、 水菜(葉)54gになります。
ビタミンKの効果は
・血液凝固作用を保つ
(普段は血液を固まりにくくし、出血すると固まるように働きます)
・骨にカルシウムが沈着するのを促進する
・骨粗しょう症の防止
・生理時の大量出血の軽減
ビタミンEを大量に摂取すると、ビタミンKの吸収が妨げられます。


